2018年11月に熊本の南阿蘇ルナ天文台「森のアトリエ」に宿泊しました。
4つの星空ツアーが楽しめる「星空満喫プラン」とは?
施設の設備等も含めてご紹介します。
目次
南阿蘇ルナ天文台「森のアトリエ」とは?
秋の夜長に泊まりたい「星空」が美しい宿 全国1位
皆さん。南阿蘇ルナ天文台「森のアトリエ」をご存知でしょうか。
公式HPはこちら
南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ 「森のアトリエ」
熊本空港から車で1時間ほど、南阿蘇にある天文台付き宿泊施設です。
2017年、日本経済新聞NIKKEIプラス1の
「秋の夜長に泊まりたい「星空」が美しい宿10選」
にて、全国1位に選ばれました。
NIKKEIプラス1の記事はこちら
秋の夜長に泊まりたい「星空」が美しい宿10選
「一緒に来た家族や友人にもいい思い出を作ってほしい」(宮本孝志・天文台長)という方針通り、ゆったりとした客室や地元の食材を使った料理、おとぎ話に出てきそうな中庭などが日常生活を忘れさせてくれる。
九州だけでなく首都圏からも訪れやすいのが特長で、10人中9人の選者が選んだ。コーヒーやお酒が楽しめるプラネタリウム喫茶もある。
「星空満喫プラン」4つの星空ツアーが楽しめる!
宿泊プランとして「星空満喫プラン」があります。
この「星空満喫プラン」では4つの星空ツアーを楽しむことができます。
- 天球儀喫茶
- 4Kプラネタリウム
- 天体観測体験
- 星見ヶ原
チェックインして夜中まで、天体観測を満喫することができます。
「残念ながら天気が悪い」という時でも、天球喫茶やプラネタリウムで楽しめるのがいいですね。
予約はなかなか取れません…
星空が美しい宿全国1位に選ばれる程の施設です。
やはり、なかなか予約は取れませんでした。
私は7月に、泊まりたいと思い予約を試みました。
もちろん仕事の都合上、土日で探したからでしょうが、予約がとれたのは11月の末。
天体観測には、天気も関係ありますが、できるだけ早めの予約を!
2018年11月25日時点で、土日は2019年3月までほぼ埋まっているとの事。
森のアトリエ:4つの星空ツアーを楽しもう!
天球儀喫茶;星空カフェを楽しもう
「天球儀喫茶」は飲食OKのプラネタリウムです。
部屋の天井に、プラネタリウムで星が映されています。
「4Kプラネタリウム」に比べると小規模ですが、空いた時間にゆっくり過ごすことができます。
また、特製のコーヒーやハーブティを飲むことができますよ。
特に、天体観測は夜が本番です!
早めにチェックインして、お部屋や天球儀喫茶で、少し休憩しておくことをおすすめします。
4Kプラネタリウム;宇宙から星を楽しもう
宿泊施設とは思えないようなプラネタリウムを楽しむことができます。
この「4Kプラネタリウム」を目当てに立ち寄る方もいるそうです。
時間は約30分間、施設の方の解説付きで星達をいろいろな角度から楽しむことができます。
プラネタリウムだからこそ、地球から星をみるのではなく、宇宙へ星に会いに行けます。
宇宙の不思議や、宇宙の広さを体験できますよ。
解説の方の声がとても心地よく。。。
長距離を移動して、少し疲れている方は、すぅ~と寝てしまそうに(笑)
1日2回上映していますが、途中入室はNGです。
時間に余裕をもって、チェックインするようにしましょう。
天体観測体験;九州最大級の天体望遠鏡で星空を体験しよう
多くの方のお目当ては、この「天体観測」でしょう。
施設の方が「星のコンシェルジュ」となり、生の星を体験することができます。
私が訪れた日は、満月に近く、星空観察には不利でした。
(満月の日は、月が明るく、星が見えにくいです。逆に新月に近ければ、肉眼で天の川も観察できるかも)
しかし、さすがは「星のコンシェルジュ」。
そんな日でも、色々な方法で、星を体験させてくれますよ。
月を「手」でつかまえよう
まずは、月を手でつかまえる体験です。
月はとても明るいので、望遠鏡で直接見なくても、観察できますよね。
ここで、望遠鏡に目を当てるのではなく、少し離して手を当ててみてください。
手に月を映すことができます。
これはピーンホールカメラの原理と同じなんだそうです。
望遠鏡を覗くことが難しい、小さなお子さんでも、月を体験することができます。
月を「目」でつかまえよう
次は、月を目でつかまえます。
これが、天体観測のイメージですかね。
望遠鏡を使い、月をよく観察すると、月のまわりは少しギザギザしていることがわかります。
月は、鏡のようにスベスベではなく、デコボコなため、このように見えるとのことです。
いつも見ている月でも、よく見てみると、知らないこともたくさんありますね。
月を「スマホ」でつかまえよう
やはり、思い出として写真は残しておきたいですよね。
でも、そのまま写真をとると
こんな感じになります。
でも大丈夫!
「星のコンシェルジュ」がお手伝いしてくれるので、スマホでもこのような写真をとることができます。
このように、同じ「月」でもいろいろな方法で体験することができます。
この、
ピーンホールカメラ
↓
望遠鏡
↓
デジタル機器
は、人類の天体観測の歴史と同じなのだそうです。
月をみるだけでなく、人類史にも触れた気がしますね。
もちろん、「月」以外にも、いろいろな星を観察することができました。
なにより印象に残ったのは「星のコンシェルジュ」の素晴らしさ!
「とっても星がすきなんだろうな」というのが、言葉の節々からあふれています。
事務的・講義的な対応ではなく、楽しそうに解説してくれるので、こちらも勝手に楽しくなってしまいます。
みなさんも是非、星空を体験しに行きましょう!!
星見ヶ原;寝転がって満点の星空を堪能しよう
「満点の星を寝ながらみる」あこがれます。
でも、地面に寝るには敷き物の準備が必要ですよね。
また、夜は気温が冷え込むので、長い時間見るのは大変です。
でも、大丈夫!
星見ヶ原では、ベッドや寝袋を用意してもらえます。
お昼の「星見ヶ原」はこんな感じ。
まさに原っぱ。視界を遮るものは何もありません。
これが夜には、生のプラネタリウムに変わるのです。
天気がよく、新月に近ければ、天の川が肉眼で見えることもあるそうですよ。
その他、「森のアトリエ」について
星を満喫できる、南阿蘇ルナ天文台「森のアトリエ」
その他の設備や、知っておくとよいことをまとめておきます。
特に、お風呂の予約はお早めに!
ガーデン;緑のエントランス
「森のアトリエ」には、ひろくて素敵なお庭があります。
大きなブランコや、木の上の秘密基地もあります。
私が、宿泊した11月末では、綺麗な紅葉もみることができましたよ。
このように、星をみる夜だけでなく、明るいうちから楽しめます。
お風呂
「森のアトリエ」には部屋内お風呂の他に、2種類のお風呂があります。
24時間つかえる内湯と岩風呂です。
24時間つかえる内湯
岩風呂
おすすめは、絶対に岩風呂です!
岩風呂は男女別で、計2つありますが、15:30~20:00しか入れません。
でも、星空観測で冷えた体を、岩風呂で温めたいですよね?
この岩風呂、22:10から家族風呂として利用できるのです!
(50分、2000円、要予約)
2つしかありませんので、早めに予約しましょう。
忘れないうちに、チェックイン時に予約することをおすすめします。
※繰り返しになりますが、お部屋にもお風呂はあります。
いつ行くのがいいのか
素敵な施設、どんな季節に行くのがいいんでしょう。
スタッフの方に聞いてみました。
ポイントは
- 天気
あたりまえですが晴れの日がおすすめ。
でも、天気はどうしようもないですよね。
南阿蘇ルナ天文台「森のアトリエ」では、曇りや雨の日でも、プラネタリウムやコンシャルジュによる解説があるので、楽しむことができますよ。
- 月
星をみたいのならば、新月に近い時がおすすめです。
新月に近ければ、天の川が肉眼で見えることもあるそうですよ。
- 季節
おすすめは「冬」だそうです。
外は寒いですが、星見ヶ原では寝袋を準備してくれるので、暖かです。
また冬以外にも、季節毎にいろいろな星空が楽しめます。
宿泊すると季節のカードを頂けるます。
4種類あつめると天文台を貸し切った「特別プログラム」が楽しめるとのこと。
コンプリートしたいですね!
まとめ
南阿蘇ルナ天文台「森のアトリエ」に宿泊しました。
設備もすごいですけれど、最大の魅力は、星のコンシャルジュ含めたスタッフの方々。
楽しそうに星を語る姿に、どんどん引き込まれていきます。
星空含め、満喫することができました。
皆さまのお役に立てば幸いです。